竣工・落成挨拶状の書き方とマナー
基本的な文章構成
・時候の挨拶
・日頃のお付き合いの感謝
・竣工・落成の報告
・竣工・落成がもたらす効果
・今後のお付き合いのお願い
新社屋など移転も兼ねる場合
新社屋の落成に伴い、会社の移転も同時にお知らせする場合は、新社屋の概要は別記するとわかり易いと思います。
・新住所・電話番号・FAX番号・地図・交通手段・業務開始日 等
竣工と落成の言葉の違いについて
辞書などによると竣工・落成はほぼ同じ意味になるようですが、慣習的な使い方に若干違いがあるようです。
諸説あると思われますが、参考にしてください。
竣工が使われるとき
工事業者側がよく使う言葉で「竣工は工事そのものが終了しました」という意味で使われるようです。
落成が使われるとき
「落成は工事が終わり、建物が出来上がりました」という意味で、発注者側がよく使う言葉のようです。
橋や道路は「竣工」が相応しく、ビルは「落成」が相応しいみたいですが、
その流れを汲めば、工場は竣工・落成の何れか、社屋は落成という気がしますが、しっくりくる方を使って下さい。
竣工式・落成式
ちなみに、工事が終わるとセレモニーが開催されることがあります。
落成式と竣工式、どちらも同じ意味合いではありますが、目的が少し変わります。
落成式は、建主が建築物をできた記念に開催します。
主に工事の関係者を招き、工事の労を労い、竣工を感謝するために行われます。
記念に行われるものですので、祈祷などはなく、代わりに施主や施工者の挨拶があります。
公の施設などの竣工の際によく行われます。
竣工式は、工事が無事に終わったことを神様に感謝するための儀式です。
無事に終わったことを神様に感謝し、また作った建物が堅牢に末長く使われるよう、また繁栄するように神様に祈念します。
このため竣工式は、神主を呼び、祈祷を授けてもらいます。竣工式の後には直会が行われる場合がほとんどです。
セレモニーが絡む場合は、使い分けが明確にできそうです。