仏事(法事・法要)の挨拶状・案内状などの一覧と解説
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法事・法要の挨拶状・案内状・お礼状などの一覧
プリントメイトで注文できる法事・法要の挨拶状・案内状・お礼状などの一覧です。
各文例ページへリンクしていますので、状況に合った例文をお探しください。
仏事挨拶状(法事・法要)の時系列まとめ
仏事挨拶状の時系列、死去から葬儀、忌明け、喪中、そして一周忌・三回忌と続く法要などに必要な案内状・お礼状の解説です
死去から葬儀までの流れと案内状・お礼状
死去から葬儀の終わりまでに必要になる案内状・お礼状の紹介です。
死亡通知状
出す範囲:故人が生前お付き合いしていた方々 出す時期:なるべく速やかに
故人の関係者に死去をお知する為のものですが、個人の場合、はがきでは間に合わないこともあるので、電話・メールなどでお知らせする事が多いようです。
その為、死亡通知状としては、家族葬など内々で済ませた場合の報告に使われることが多く、葬儀案内としての死亡通知状はおのずと社葬や日程に余裕のある場合になります。
また連絡が遅れて、四十九日や納骨まで済ませた後で出す場合もあります。
社葬の案内 ビジネス文例
本来「社葬」とは、故人が企業に遺した功績を讃え、お別れをするためのものです。現在では「告別式」に近い形のセレモニーとして故人の死を悼むだけでなく、内外に向けて新体制の周知、企業の盤石さを示す場としても営まれます。
この「社葬」「お別れの会」の案内状も作成いたします。
社葬は、創業者や会長、社長、役員などの企業のトップに対してが一般的ですが、目覚しい功績をあげた社員、業務上の事故や殉職者に対する弔うために営まれることもあります。
死去のお知らせを受けて
お悔み状
哀悼・弔慰(お悔やみ)状は、死亡通知を受けた場合、人伝で不幸を知ったとき、通夜や告別式に参列できないときなどに出す文書です。
訃報を知ったらその悲しみの最中に届けるべきですが、数か月後に、あるいは喪中の便りで知ったときにも、必要とあればその時点で直ちに出します。
お悔み状(自社宛て)ビジネス文例
社員のご家族宛て、社長のご令息宛てなど、同じ会社のご家族に向けてのお悔み状。
お悔み状(取引先宛て)ビジネス文例
取引先の会長、社長、役員、社員、婦人、母親、父親などに向けてのお悔み状。
葬儀が終わったら
会葬礼状
出す範囲:ご会葬、香典・弔電・供花等へのお礼 出す時期:なるべく速やかに
葬儀の際のご会葬(葬儀へご参列)またはご厚志(香典・供花・供物・弔電・お悔み状等)に対してお礼としてお渡しする会葬返礼品に添えるお礼状。
通夜や葬儀・告別式の当日に返礼品とともに手渡ししますが、会葬かなわずご厚志のみ頂いた方へ、葬儀後にお礼状として郵送することもあります。
会葬礼状(社葬)ビジネス文例
社葬へご参列頂いた方へのお礼状。
忌明け・四十九日頃の案内状・お礼状
忌明け・四十九日頃に必要になる案内状・お礼状の紹介です。
四十九日の案内状
四十九日案内状 往復はがき(一般的案内)
四十九日 封筒付き案内状と返信はがき(丁寧な案内)
亡くなった日から7週間(49日)目にあたる日に忌明けの法要を行いますが、これを四十九日、七七日忌、満中陰の法要と言います。
四十九日法要では読経や焼香や会食が行なわれます。
この法要のお知らせ・ご案内をするのが「四十九日法要の案内状、挨拶状」になります。
49日法要に合わせた納骨式までのご案内文例もご用意しております。
忌明け後(四十九日後)は
香典返し挨拶状・忌明けお礼状
香典返しの挨拶状・忌明けのお礼状とは、忌明けのタイミングで「葬儀で頂いたお香典の返礼品(香典返し)」に添える挨拶状・お礼状のことです。
一般的に、香典返しは会葬返礼品ではありませんので、忌明けとなる四十九日後に無事忌明け法要が済んだ報告とともに別途用意(後返し・忌明け返し)する必要がありますが、通夜、葬儀・告別式の当日(即日返し)に一律の品物で香典返しをする場合もあります。
忌明けのお礼状 ビジネス文例
社葬を営んだ場合の忌明け礼状です。
年末年始にかけての案内状・お礼状
年末年始にかけて必要になる案内状・お礼状の紹介です。
年賀欠礼・喪中はがき
出す範囲:自分(差出人)が年賀状を頂いていた相手 出す時期:年賀状を準備する前(10月〜12月頃)
1年以内に近親者に不幸があった時に、年賀状交換の辞退を伝えるハガキです。
一般に忌明け(49日)迄を忌中、1年迄を喪中としていますが、喪中の間は慶事や正月行事を慎しむ習慣があります。
年賀状を頂きそうな相手に服喪中を知らせるために、先方が年賀状の準備をする前に喪中はがきを送ります。
喪中はがきの投函時期を過ぎてしまった場合、出し忘れて年賀状が届いてしまった場合は、喪中はがきは送らずに「寒中見舞い」を送るとよいでしょう。
喪中に年賀状を頂いたら(年賀状の返礼)
寒中見舞い
喪中ハガキを送らなかった人から年賀状が届いたり、12月に入ってから身内に不幸があって喪中ハガキを出すのが遅れてしまったり、間に合わなかった場合は、松の内(正月の松飾りを立てておく期間、元日から7日、また15日まで)が明けてから、「寒中見舞い」として、欠礼のご挨拶をすれば問題ありません。
翌年以降の案内状・お礼状
翌年以降に必要になる案内状・お礼状の紹介です。
一周忌の案内状
故人が亡くなった翌年の満1年目、祥月命日に行うのが一周忌法要です。
祥月命日は故人が亡くなった同じ月日を差します。
一周忌法要では読経や焼香、会食が行なわれますが、この法要のお知らせ・ご案内をするのが「一周忌法要の案内状、挨拶状」になります。
一周忌は年忌法要の中でも特に重要とされており、一周忌を終えると「喪が明ける」ことになります。
三回忌等、年忌法要の案内状
一周忌以降、「三」と「七」の付く年には祥月命日に年忌法要を営みます。
祥月命日は故人が亡くなった同じ月日を差します。
年忌法要では読経や焼香や会食が行なわれますが、この法要のお知らせ・ご案内をするのが「年忌法要の案内状、挨拶状」になります。
三回忌、七回忌、十三回忌と続きますが、三十三回忌または次回の五十回忌にて「弔い上げ」とし、年忌法要の締めくくるケースも増えています。
法要が終わったら(年賀状の返礼)
一周忌・年忌法要のお礼状
法要後は、法要を無事済ませたお礼状を出します。
内々で法要を済ませた場合やお越しいただけなかった方へ、無事に法要を済ませた報告とお礼をする挨拶状としても用いられます。
法事・法要など仏事挨拶状書き方と知っておくべきマナー
法事・法要など仏事挨拶状を書く際におさえておきたいマナーとポイントを紹介します
仏事・弔事挨拶状のマナーとしきたり
句読点は、古くは漢文に使われる「レ点」などの名残で、漢文を読むのに「レ点」などの記号を必要とする人は学のない人・乏しい人等と見なされていた為に、相手に対して失礼にあたるという見方があります。
また、句読点は明治時代に入るまで使われておらず、最初は学校で子どもが読みやすいようにと使われ始めたもので、大人に対する文章に句読点をつけことは相手を子ども扱いし失礼にあたるということで使われていませんでした。
法事・法要の案内状などでは「行事に区切りをつけない」という意味を込める場合もあります。
挨拶状に於いては、入れて失礼になる考え方があるのに対し、入れなくて困る場合はあまり見受けられないため標準的には入れない方が無難です。
特に縦書きの場合は古くからの書簡に倣い「入れない」のがフォーマルでしょう。
「硯に涙が落ちて」「涙で墨がにじんで」薄くなってしまったという、挨拶状独特の悲しみ表現です。
プリントメイトでは四十九忌までの挨拶状は薄墨で、それ以降は黒で印刷しています。
お悔み状等で相手の身内に弔慰・哀悼を示す場合に使います。
※例外※法人挨拶状で自社社長の死を伝える場合には、法人内の身内ではありますが敬意を表し「逝去」を使っている文例があります。
●重なる ●重ね重ね ●再度 ●再々 ●再三 ●くれぐれも ●また ●たびたび ●しばしば ●ときどき ●返す返す ●皆々様 ●続く ●長引く ●死ぬ ●苦 ●浮かばれない ●迷う
などは、避けた方が良いでしょう。
仏事・弔事挨拶状の注意点
「故 ○○○○ 儀 葬儀に際し」とある場合、「故 ○○○○に関しての葬儀の際には」ということです。
一般挨拶状では自分に対して「儀」を使いますが、仏事挨拶状では身内の故人に対しても使われます。
また一般挨拶状では遜る意味を込める為に「さて私こと」等は「文末」に「字を小さく」して置きますが、仏事挨拶状の場合は自分自身のことではないので「儀」を添えるだけで構いません。
※差出人が自分自身を指す場合に遜るために文末に置きますが、それ以外の場合は普通に文中に置きます。
連名の続柄は長男・次男・長女・次女等と記すか、続柄を記さずに連名にするのが一般的だと思います。
ただ、「喪主 ○○○○ 外 親戚一同」または「喪主 ○○○○」のみが多いようです。
法事・法要など仏事挨拶状のFAQ
法事・法要など仏事挨拶状のよくある質問と答えをまとめています
よくある質問と答え
仏教では故人は7週間、冥土と現世をさまよい、7日ごとに7回の審判を受けるとされていることから、死亡した日から7日ごとに7回の追善供養として法要が行われます。
最初の7日目を「初七日(しょかのか)」、14日目を「二七(ふたなのか)」という具合に、49日目が「七七日(なななのか)」となります。
この七七日が命日から49日目になることから四十九日と言われ、同じ意味になります。
現代では初七日は葬儀当日に行われることがほとんどで、初七日と四十九日(七七日)法要以外は省略されることが多いです。
また、主に関西で使われる「満中陰」も四十九日と同じ意味です。故人がこの世とあの世の間をさまよう49日目までの期間を中陰といい、この中陰が満たって忌明けになることから満中陰と呼ばれます。
同じ方がこの2種類を差し出す場合に間違いやすいのですが、死亡通知状は故人の関係者(葬儀へご案内する方へ故人に代わって)へ送るものに対し、年賀欠礼は差出人の関係者(日頃お付き合いのある年賀状交換をする方)へ送るものです。
ですので、2種類を両方とも差し出すケースも、どちらか1通だけ差し出すケースもあります。
時期がちょうどよいため、喪中はがきを頂いた方への年始挨拶や、自身が喪中だった場合の年始挨拶にも使われます。
代表的な利用法としては、
自分が喪中の場合:「年賀状の代わりの年始挨拶」「知らずに年賀状を頂いた場合の返事」
相手が喪中だった場合:「年賀状の代わりの年始挨拶」「喪中を知らずに年賀状を出してしまったお詫び」などです。
寒中とは二十四節気の小寒と大寒にあたる時期で、寒中見舞いは松の内を過ぎてから節分の間までに送ると良いでしょう。
ちなみに、節分を過ぎると立春になりますが、立春には余寒見舞いとして「余寒お見舞い申し上げます」と挨拶を変えます。
はがきで作成もできますが、当日返しの返礼品に添える場合は封筒付きの会葬礼状もご用意できます。
また、会葬礼状内で「ご厚志」「ご香料」とは「香典」を差します。
供物・供花のお礼には、霊前に飾った報告を入れるようにします。
■往復はがき■
最も多く作られています。案内文を往信はがき、出欠を返信はがき(見本から選べます)に印刷します。
また、往信ハガキの宛名印刷も可能。1枚から印刷できますので必要枚数でお申込み頂けます。
■封筒付き挨拶状+出欠はがき■
丁寧な印象のご案内が可能です。洋2封筒の中にカード案内状と返信はがきを同封して送ります。
こちらも1枚から印刷できますので必要枚数でお申込み頂けます。
■はがき■
官製はがき・私製はがきは身内のみで法要を営む等、出席が明らかであるメンバーに対しての案内状として用いられます。
分りきっている用事かもしれませんが、時期が来たら身内に対してもご案内をすれば各々準備面でも間違いがありませんし、それぞれに故人を思い偲ぶ機会になると思います。
しかしながら、郵便で使う場合は郵便番号枠の位置関係からこのようなフタの方向にすると上下逆さまになってしまします。
そこで、プリントメイトでは「会葬封筒」と「白封筒」で下図のように取り扱っております。
※返礼品に同封する白封筒の際は差出人を記載しなくても問題がありませんので、気になる方は差出人印刷を省くことでフタを左側にしてカードを入れることができます。(リクエスト頂ければ右に差出人印刷もできます)
※郵便の場合は弔事であっても「差出人を左側、フタを右側」になってしまいますが、これで問題ありません。
法事・法要とは
●現代に於いて「法要とは僧侶の読経を伴う宗教上のフォーマルな儀式そのもの」を指し、法事とは「その法要を伴う集まり」を指すように使われており、49日も一周忌も参列する皆様には法事へお運び頂いているという事ですが、その法事の要として儀式に則った法要が営まれるということでしょうか。
一般的法要には葬儀や初七日、四十九日等の追善供養・忌日法要、納骨の儀、新盆法要などがありますが、この法要を営む為に集まる会全体を法事と考えると解り易いかも知れません。
ちなみに追善供養とは、遺族など生きている人達の善行が故人の功徳となるという考えから行われる供養ですが、現代では葬儀と合わせて初七日、忌明けに四十九日の忌日法要のみになってきています。
それでも忌明けまでは仏前に食事を差し上げる等の日々の供養などは残っています。
●法要を営む際には皆で集まり、墓前に花や供物を捧げたり、会食等を含めた法事を催すことになります。
改めて集まり、故人を懐かしむ機会もまた良い供養になっているのではないでしょうか。
現代における代表的な法事の集まりは、「通夜葬儀」「四十九日」「一周忌」「三回忌」あたりまでが一般的で、その後も年忌法要は七回忌、十三回忌と続いていきますが要領は三回忌と同様なので特に別記はせずにおきます。
●案内状にてお知らせする際は、これらの法要を営む為として記します。
その為に、「法要後はお斎を差し上げたく存じます」等の別記にて法事全体の概要を一カ月前にお知らせするのが一般的です。
案内状をしたためる事もご供養の一環として、薄墨、句読点等のマナーも大切にして、故人を弔う気持ち、法要を清らかに営む気持ちを表現することも、ご供養にとって大切なものだと思います。
法事・法要など仏教における祭事、弔いの行事をまとめて「仏事」といい、身近な人の死去・葬儀などのお悔み事全般のことを「弔事」と呼んでいます。